車両
2023.09.11更新
台車に写真を追加、一部加筆しました。

10系原型/2008.03.26-新大阪

10系リニューアル改造後/2005.06.01-動物園前

概 要

 大阪市高速電気軌道(大阪市交通局)10系車両は、大阪市で唯一のチョッパ制御車両である。登場当初は20系(旧20系)を名乗っており、将来最長路線となる予定であった谷町線へ4両編成で投入、各種試験後に御堂筋線に転属されて活躍した。

試作車第01編成

 20系(旧20系)は谷町線用として、2001-2301-2401-2501(M2ec-M’-M1-M2ec)の4両編成が1973(昭和48)年に製造された。谷町線は当時、北は高槻方面・南は藤井寺方面への延伸が計画されており、都市間輸送を担う上での急行運転や高速運転の実施を目指すべく設計され、第三軌条方式では日本初のチョッパ制御を採用した。なお後にVVVFインバータ制御車の20系、モデルチェンジ車の新20系が登場するため、チョッパ車の20系は一般的に旧20系と呼ばれる。

 谷町線・中央線において実用化に向けた各種試験を実施。それぞれの試験に好成績を上げ、高速運転について実用化の見通しが得られた。しかし交通局電力部門が高速運転に反対、断念せざるを得なくなった。試験結果に基づき、回生車として効果的な運用を図るため、列車運行数が多く隧道内の発熱量削減が急がれていた御堂筋線へ、1974(昭和49)年6月7日に転属することになった。御堂筋線では1974(昭和49)年11月頃から試運転を開始。1975(昭和50)年に中間車4両を新造、将来の10両編成化を想定して従来車の機器配置などを変更する改造実施して8両編成となった。その際に北急2000形と車番が重複することから、1000番台に改番されて10系が誕生した。この旧20系であった編成は10系第01編成となり、一般的に10系試作車と呼ばれることになる。第01編成は1976(昭和51)年2月16日より営業を開始したが、10系量産車の第02編成以降が登場するまで北急線内には乗り入れない運用に就いていた。なお第01編成は非冷房車であったが、1977(昭和52)年10月に1501号車で冷房装置搭載試験が行われた。その結果、量産車では新造時より冷房搭載となり、第01編成についても量産車登場と同時期に冷房化改造された。

量産車

 1979(昭和54)年からは前頭部のデザインを全面的に見直した10系量産車が登場、日本初の第三軌条集電方式での冷房車となった。その後も大きな設計変更は行われずに増備が続けられ、1984(昭和59)年までに8両編成16本が揃った。第12編成は編成内で竣工日が異なる車両が存在するが、これは8両編成のうち6両は谷町線大日延伸用、残り2両は中央線長田延伸用の名目で新造されたためである。1986(昭和61)年以降の第17~26編成は9両編成で新造、先に登場していた中央線20系と同じく従来よりも大型の形材を使用した車体に変更され、冷房装置がさらに薄型となって車内冷房搭載部の天井高さが100mm高くなるなど、若干の違いがある。第01~16編成については1900形を新造して9両編成化され、こちらも従来より大型形材を使用した車体となったが、車番取付け方法は従来車に合わせている(第16編成まではプレート、第17編成以降は切抜文字を取付け)。1989(平成元)年に登場した第25・26編成の警笛は、新造時より電子警報装置となっている(第24編成までは電子笛)。1995(平成7)年12月からは10両編成化を開始、新造を一切行わずに第01~03編成を車番変更・車種変更を行ったうえで第04~26編成に組み込んだ。その際に余剰となった1101・1801・1102・1103号車はこの時点で廃車となった。

 チョッパ制御は、第01~03編成では風冷式であるが、第04編成以降はフロン沸騰冷却式となって保守が簡易化された。チョッパ制御周波数は直達誘導ノイズを軽減する為、試作車の175Hzから量産車では200Hzに変更となっている。

リニューアル改造車

 10系の車内設備の老朽化が目立ってきたことから、本格的なリニューアル改造を1998(平成10)年より実施。リニューアル改造入場の際、車両が1編成不足してしまうことになるため、1998(平成10)年に21系第18編成を新造した。改造終了後は1本余剰という形になってしまうことから、第04編成は改造終了と共に廃車となる予定で、リニューアル改造は行われなかった。このリニューアル改造は、2004(平成16)年の20系ワンマン化・高速化改造開始のために一時中断していたが、2006(平成18)年より再開した。2006(平成18)年以降のリニューアル改造にはVVVF化も含まれており、VVVF化改造された10系は10A系に形式変更され、10系とは別形式扱いとなっている。

 2011(平成23)年からは31系による置き換えが始まり、2013(平成25)年6月の第07編成から廃車が開始、一方残留編成については、2014(平成26)年11月から20系と同じく車体洗浄が行われて車体の輝きを取り戻した。その際に10系は屋根部が灰色に塗装されている。2018(平成30)年4月の民営化が迫った3月19日からは、第13・16編成と10A系第22編成に「さようなら大阪市交通局」ヘッドマークを掲出、3月31日の最終日には第13編成が大阪市営地下鉄の最終列車として運用された。大阪市営地下鉄を代表する御堂筋線の顔として活躍してきた10系も、31系増備により廃車が進み、2020(令和2)年7月9日に最後の第13編成が廃車回送されて翌日付で廃車、VVVF化された10A系を残してチョッパ車10系は姿を消した。

平成生まれ、第26編成

平成生まれ、第26編成

第20編成

第20編成

第22編成

第22編成

リニューアル改造せず廃車となった第04編成

リニューアル改造せず廃車となった第04編成

リニューアル改造された第12編成

リニューアル改造された第12編成

四つ橋線内で試運転を行う第05編成

四つ橋線内で試運転を行う第05編成

第三軌条方式初の冷房車となった10系

第三軌条方式初の冷房車となった10系

元先頭車を中間に組み込む第16編成

元先頭車を中間に組み込む第16編成

大阪市営地下鉄最終列車を担った第13編成

大阪市営地下鉄最終列車を担った第13編成

外 観

10系前頭部

 車体は30系・60系に続くアルミ合金製であるが、大型形材を使用したために30系アルミ車とは大幅に異なる姿となっており、この後登場する新30系アルミ車に影響を与えることになる。車体長18mで片側両開き式の扉、側面窓の2段窓の採用で側面は30系に準じているが、前頭部は異なったデザインとなっている。

 旧20系の車体前頭部は、単調な切妻構のアクセントとしてFRP(繊維強化プラスチック)製の縁飾りを周囲と中央に取り付け、腰部には縞模様に加工を施したアルミ板が取り付けられた。従来中央にあった貫通口は乗務員室の居住性を改善するために車掌室側に寄り、運転台正面窓を広げて左右非対称となっている。なお、貫通口の開き戸は上下2分割外開き構造となっており、下側の扉は非常時に踏板として使用できるようになっていた。前照灯は中央上部、尾灯は両端上部にそれぞれ設置された。御堂筋線に転属すると、腰部のアルミ板が御堂筋線の赤色に塗装されたアルミ板となり、これは高架部を走行する際の警戒色の役割を持っている。側面にも赤色の帯(旧帯)が配された。

 10系量産車の車体前頭部は10系試作車をベースにしており、貫通口を車掌室側に寄せて左右非対称とするなどは試作車と同様であるが、FRP(繊維強化プラスチック)製の縁飾りは周囲のみを取り付け、中央部は省略されている。窓ガラスは堺筋線60系以来流行の屋根まであるものとなり、上部は黒のバックプレート部に方向幕・尾灯と両端に移った前照灯が設置された。

 冷房装置はトンネル断面の影響でレール面上3.750mmという厳しい条件があり、他社の車両のように大きく屋根に突き出すわけにはいかなかった。そこで高さ405mmの薄型に設計されたものを両車端屋根部で沈み込ませるようにして2台装備した。第17~26編成と第01~16編成の9両編成化の際の増結用として新造された1900形は、技術の進歩でさらに薄いものの開発が可能となって300mmの超薄型冷房装置となり、客室両端部の圧迫感を無くすことができた。 

先頭車側面

先頭車側面

元・旧20系車両には高速電気軌道標識の跡が残る

元・旧20系車両の高速電気軌道標識の跡

第16編成以前の車体(右)、第17編成新造以降の車体(左)

右が第16編成以前、左が第17編成新造以降の車体

車 内

座席

 旧20系の車内は、同時期の新30系に準じており、座席は扉間が6人掛け、車端部が3人掛けで、レザー張りとなった。御堂筋線へ転属して10系試作車となると、レザー張りから表地が臙脂色のモケット張りへ変更された。モケットは後に10系量産車に準じた表地が金茶色へ変更された。

 10系量産車の車内は、座席で自動車用として開発されたプルマフレックス座席が鉄道車両として初めて採用した。座席モケットの表地は柄なしの金茶色であったが、その後は区分柄が入ったものに変更されている。天井では、10系は冷房装置設置のために試作車の第01編成と第02~16編成の車端部の天井高さが260mm低くなっており、少々圧迫感がある。第17~26編成と9両編成化の際に新造された1900形では、冷房装置が薄型の高さ405mmから超薄型の300mmとなったため、車内の圧迫感は解消されている。

 リニューアル改造された10系の車内は、座席モケットの表地が路線カラーの赤を基調したものとなり、優先座席部は青色の表地となった。座席中央部には握り棒を設置、つり革も扉部に増設された。車内案内表示装置はリニューアル改造の際に取り付けられた。

10系原型車内

10系原型車内

10系原型座席

10系原型座席

10系座席

10系座席

10系座席(優先座席混合部)

10系座席(優先座席混合部)

10系優先座席

10系優先座席

10系車内案内表示装置

10系車内案内表示装置

10系貫通扉上車内案内表示装置

10系貫通扉上車内案内表示装置

10系貫通扉上車内案内表示装置(第06編成)

10系貫通扉上車内案内表示装置(第06編成)

10系貫通扉上車内案内表示装置(第10編成)

10系貫通扉上車内案内表示装置(第10編成)

元先頭車部分の車内

元先頭車部分の車内

台 車

10系台車

 台車は30系のEO-30・DO-30を基本とし、枕バネにダイヤフラム形空気バネを使用した空気バネ軸ペデスタイル方式のDS-10(FS-386)を使用している。後に登場する20系の台車DS-20は、10系の台車DS-10を改良したものであり、台車枠は互換性がある。

 車体側面帯については全車登場時は旧帯であったが、1998(平成10)年より開始したリニューアル改造で新帯に変更されている。なお10系新帯は20系などとは異なり、先頭部が斜めに切りあがった独特なものとなっている。

10系旧帯

10系旧帯

10系新帯

10系新帯

車体ラッピング

アート引越センター

1999.07.05~2001.02頃?

 御堂筋線初のフルラッピング列車。ラッピング対象は第23編成、広告主はアートコーポレーション株式会社。

ペイントハウス

ペイントハウス

2001.08.30~2004.10.中旬

 大阪南港ATC内にオープンするショールーム(閉店)の広告ラッピング。ラッピング対象は第23編成、広告主はペイントハウス株式会社。

パワーオブガス

2002.03.07~2003.03.下旬

 床暖房のフローリングをイメージしたラッピングとなった。ラッピング対象は第22編成、広告主は大阪瓦斯株式会社。

エコウィル

2003.03.下旬~2004.03.下旬

 大阪ガス2本目のラッピング列車。ラッピング対象は1本目と同じ第22編成、広告主は大阪瓦斯株式会社。

プリウス

2003.09.上旬~2003.10.中旬

 2003(平成15)年9月1日よりトヨタ自動車の2代目プリウスを販売開始するのに合わせ、第21編成にラッピングを施した。広告主はトヨタ自動車株式会社。

マルハンⅠ

マルハンⅠ

2005.04.06~2006.07.下旬

 パチンコチェーン店を展開するマルハンのラッピング列車。ラッピング対象は第23編成、広告主は株式会社マルハン。

マルハンⅡ

マルハンⅡ

2007.02.19~2013.05.中旬

 マルハン2本目のラッピング列車。第23編成のリニューアル・VVVF化改造入場のために登場した。ラッピング対象は第12編成、広告主は株式会社マルハン。

大阪市交通局110周年記念復刻ラッピング

大阪市交通局110周年記念復刻ラッピング

2013.09.16~2014.09.中旬

 市営交通110周年記念事業の一環として、市電および地下鉄車両の往年塗装色を表現したもの。ラッピング対象は第14編成。1・10号車は3001型、2・9号車は100型、3・8号車は500型、4・7号車は6000型、5・6号車はラッピングなし。

3001型

3001型

100型

100型

500型

500型

6000型

6000型

リクルート

リクルート

2013.10.19~2014.03頃

 1号車~5号車がリクナビNEXT、6号車~10号車がリクルートエージェントのラッピングが施されている。ラッピング対象は第13編成、広告主は株式会社リクルートホールディングス。

増 結

9両編成化 【1987(昭和62)年】

 御堂筋線あびこ~なかもず間開業と御堂筋線輸送量増強工事が進展してきたことから、8両編成であった10系を順次9両編成化していった。第01~16編成は1900形T車を新造し、1000形と1300形の間に組み込まれた。第17・18編成については9両編成での新造となったが、竣工間もない頃は8両編成での運用となった。

10両編成化 【1995(平成7)~1996(平成8)年】

異彩を放つ1717号車

 御堂筋線輸送量増強工事の完成により、1995(平成7)年12月9日からは10両編成化を実施。10系の10両編成化の際は新造を一切行わず、第01~03編成の27両のうち23両をT車化改造を実施した上で1700形に改番し、第04~26編成の1600形と1400形の間に組み込まれた。その際、余剰となった1101・1801・1102・1103号車は廃車された。

 1716・1717号車は旧1802・1803号車であり、運転台撤去の上での客室化となったが、冷房装置の位置がそのままとなっているので異色を放っている。

改 造

リニューアル改造 【1998(平成10)~2004(平成16)年】

ACCCマーク

 大阪市のドル箱路線である御堂筋線の主力車両10系は、他社の車両新造や車両更新などにより、車内設備の老朽化・未整備が目立つようになってきた。そのため、機器更新などを含めたリニューアル改造を1998(平成10)年の第06編成より開始し、1998(平成10)年11月17日に出場した。

【主な改造内容】

リニューアル・VVVF化改造 【2006(平成18)~2011(平成23年】

VVVFマーク

 10系リニューアル改造が2003(平成15)年11月26日出場の第18編成で一時中断した。これは2004(平成16)年より20系のワンマン・高速化改造が始まるためであった。この20系の改造が2006(平成18)年8月に終了し、2006(平成18)年7月の第23編成よりリニューアル改造が再開された。2006年以降のリニューアル改造には、VVVF化が新たに追加されている。VVVF化された10系は10A系に形式変更されており、10系とは別形式扱いとなる。

【主な改造内容】

VVVF化改造 【2007(平成19)~2008(平成20)年】

VVVF化改造中の第17編成

 2006(平成18)年度からのリニューアル改造のメニューにVVVF化が追加され、比較的新しい10系がVVVF化されることになった。2003(平成15)年にリニューアル改造を終えていた第17・18編成も後期車に分類されることから、VVVF化のために再度入場することとなった。この10系についても、VVVF化後は10A系に形式変更され、10系とは別形式扱いとなる。

【主な改造内容】

前照灯LED化 【2015(平成27)~2016(平成28)年】

前照灯がLED化された編成と従来の編成

 2015(平成27)年から、前照灯LED化が順次実施されている。色は白色ではなく、電球色となっている。

方向幕

試作車登場時

試作車登場時

 20系から10系に形式変更された10系試作車(第01編成)、当初は白地黒文字の英語表記なし方向幕となっていた。

量産車登場時

量産車登場時

 量産車は登場時から黒地白文字の英語表記なし方向幕であった。時期は不明だが後に試作車も同じものに交換されている。

新規追加はなし。

英語表記入り方向幕へ

英語表記入り方向幕へ

 第25・26編成は登場時から英語表記入り方向幕であったが、第01~24編成は英語表記が入っていなかった。これらは第25・26編成の登場後、英語表記が入った方向幕へ順次取り替えられた。

新規追加はなし。

中百舌鳥延伸開業

中百舌鳥延伸開業

 御堂筋線我孫子~中百舌鳥間開業に伴う方向幕の交換は、従来の方向幕に「なかもず」を追加する形となった。我孫子~中百舌鳥間開業の7ヶ月前に製造されていた第17・18編成については、当初「なかもず」ではなく「中もず」であったが後に取り替えられた。

新規追加は3番のなかもず。従来2・3番にあったものは、なかもず追加に伴い1コマずつ上に移動となった。

リニューアル改造

リニューアル改造

 リニューアル改造では、21系に準じた方向幕となりコマ数も15に増えた。

新規追加はなし。

旧20系 試作車登場時 量産車登場時 中百舌鳥延伸 英語表記追加 リニューアル改造

-廃車時-
1 梅田 梅田

UMEDA
2 都島 梅田 梅田 新金岡 新金岡

SHINKANAOKA
梅田

UMEDA
3 天王寺 新金岡 新金岡 なかもず(中もず) なかもず

NAKAMOZU
新金岡

SHINKANAOKA
4 東梅田 千里中央 千里中央 千里中央 千里中央

SENRI-CHUO
なかもず

NAKAMOZU
5 谷町四丁目 あびこ あびこ あびこ あびこ

ABIKO
千里中央

SENRI-CHUO
6 回送 中津 中津 中津 中津

NAKATSU
あびこ

ABIKO
7 試運転 天王寺 天王寺 天王寺 天王寺

TENNOJI
中津

NAKATSU
8 臨時 新大阪 新大阪 新大阪 新大阪

SHIN-OSAKA
天王寺

TENNOJI
9 江坂 江坂 江坂 江坂

ESAKA
新大阪

SHIN-OSAKA
10 回送 回送 回送 回送

OUT OF SERVICE
江坂

ESAKA
11 試運転 試運転 試運転 試運転

OUT OF SERVICE
12 臨時 臨時 臨時 臨時

EXTRA
13 回送

OUT OF SERVICE
14 試運転

OUT OF SERVICE
15 臨時

EXTRA

主要諸元表

形式 1100 1000 1900 1300 1200 1600 1700 1400 1500 1800
車種 M2ec M1 T M2p M1' T' T M1 M2 Tec
車体構造 アルミ アルミ アルミ アルミ アルミ アルミ アルミ アルミ アルミ アルミ
自重〔t〕 33.0 36.0 24.0 35.0 36.0 24.0 24.0 36.0 34.0 28.0
定員(座席定員)〔人〕 130(39) 140(45) 140(45) 140(45) 140(45) 140(45) 140(45) 140(45) 140(45) 130(39)
車体長〔mm〕 18,900 18,700 18,700 18,700 18,700 18,700 18,700 18,700 18,700 18,900
車体幅〔mm〕 2,890 2,880 2,880 2,880 2,880 2,880 2,880 2,880 2,880 2,890
車体高〔mm〕 3,745 3,745 3,745 3,745 3,745 3,745 3,745 3,745 3,745 3,745
制御方式 風冷式電機子チョッパ制御

第01~03編成

フロン沸騰冷却式電機子チョッパ制御

第04~26編成

制御装置 THB-2L-5 <三菱>

CH-MR-121 <日立>
主電動機

●:SE-617Aまたは

  SE-617B

  130kw 4個/両
駆動方式

●:WN駆動

  歯車比 99:16
連結装置

●:緑木型密着

○:半永久
電動発電機

●:TDK3346-A-M
空気圧縮機

●:C-2000H
集電装置

▼:TC-14A

  第三軌条上面接触式
制動装置 OEC-2 電気指令式電磁直通空気ブレーキ

(回生ブレーキ・保安ブレーキ・応荷重装置付)
台車形式 第01編成:GS-20→DS-10(FS-386)

第02~26編成:DS-10(FS-386A)
最高速度 OM線内:70km/h 北急線内:70km/h
加速度 OM線内:3.0km/h/s 北急線内:3.0km/h/s
減速度 3.5km/h/s(常用最大) 4.5km/h/s(非常)
集電方式 / 電圧 第三軌条集電方式 / 直流750V
走行路線 大阪市高速電気軌道御堂筋線(江坂~中百舌鳥)

北大阪急行電鉄南北線(千里中央~江坂)
最終配置 中百舌鳥検車場

【制御装置メーカー】

三菱 : 01(1401)・04・05・07・08・11・13~15・17・18・23・24

日立 : 01(1001・1201)・02・03・06・09・10・12・16・19~22・25・26

車両履歴表

赤色字:10両編成化時に他編成に組込み(廃車日から除外)

※( )内は竣工日から除く

編成表

〔←千里中央 中百舌鳥→〕

竣工日 製造所 転 属 旧20系

形式変更
冷房化改造

(1900形除く)
9両編成化

による増結用
10両編成化

による増結用
リニューアル

改 造
VVVF化

改 造
連結面間転落

防止装置設置
車体洗浄 前照灯

LED化
廃 車
車 番 竣工日 製造所 竣工日 車番変更 出場日 改造所 出場日 改造所
2001 - 2301 - 2401 - 2501
(1101) - 1001 - (1901) - 1301 - (1201) = 1601 - ---- - (1401) - 1501 - (1801)
1973.10.12

1975.06.09
川重

川重
1974.06.07

1975.06.09

1979.05.29
1901 1987.04.14 東急 1995.09.27
1102-1002-(1902)-1302-1202=1602------1402-1502-1802 1979.03.30 日車 1902 1987.05.07 東急 1996.07.18
1103-1003-(1903)-1303-1203=1603------1403-1503-1803 1979.03.30 日車 1903 1987.04.16 東急 1996.07.18
1104-1004-(1904)-1304-1204=1604-(1704)-1404-1504-1804 1979.03.30 日立 1904 1987.05.09 東急 1996.01.10 1001→1704 1999.12.17 2011.03.31
1105-1005-(1905)-1305-1205=1605-(1705)-1405-1505-1805 1979.04.27 日車 1905 1987.04.20 東急 1995.12.20 1201→1705 1999.11.08 近車 1999.11.08 2014.06.20
1106-1006-(1906)-1306-1206=1606-(1706)-1406-1506-1806 1979.05.28 日立 1906 1987.04.24 東急 1995.12.22 1301→1706 1998.11.17 近車 2000.08.29 2016.12.02
1107-1007-(1907)-1307-1207=1607-(1707)-1407-1507-1807 1979.10.05 川重 1907 1987.04.22 東急 1995.12.12 1401→1707 2000.09.27 アルナ 1999.07.29 2013.06.20
1108-1008-(1908)-1308-1208=1608-(1708)-1408-1508-1808 1979.10.22 川重 1908 1987.04.27 東急 1995.12.14 1501→1708 1999.08.04 アルナ 2000.09.19 2015.03.30
1109-1009-(1909)-1309-1209=1609-(1709)-1409-1509-1809 1979.11.12 東急 1909 1987.06.20 近車 1995.12.05 1601→1709 2000.06.28 近車 2000.06.28 2017.07.13
1110-1010-(1910)-1310-1210=1610-(1710)-1410-1510-1810 1980.11.17 近車 1910 1987.06.02 近車 1996.06.19 1002→1710 1999.02.22 アルナ 2000.05.26 2018.03.30
1111-1011-(1911)-1311-1211=1611-(1711)-1411-1511-1811 1980.12.17 近車 1911 1987.05.28 近車 1996.08.16 1003→1711 2000.12.21 近車 2000.03.21 2015.01 2019.07.18
1112-(1012-1912-1312)-1212=1612-(1712)-1412-1512-1812

(1112)-1012-(1912)-1312-(1212=1612-1712-1412-1512-1812)
1983.02.01

1983.04.04
日車 1912 1987.06.09 近車 1996.06.10 1202→1712 2001.07.04 アルナ 2000.10.26 2020.02.17
1113-1013-(1913)-1313-1213=1613-(1713)-1413-1513-1813 1984.01.23 日車 1913 1987.06.05 近車 1996.08.08 1203→1713 2001.10.23 近車 2000.10.23 2014.12 2020.07.10
1114-1014-(1914)-1314-1214=1614-(1714)-1414-1514-1814 1984.02.08 日車 1914 1987.06.18 近車 1996.06.03 1402→1714 2002.07.02 近車 2000.10.18 2015.02 2017.06.01
1115-1015-(1915)-1315-1215=1615-(1715)-1415-1515-1815 1984.03.16 日車 1915 1987.05.26 近車 1996.08.02 1403→1715 2002.12.06 アルナ 1999.01.20 2014.11 2017.10.11
1116-1016-(1916)-1316-1216=1616-(1716)-1416-1516-1816 1984.07.23 日立 1916 1987.06.16 近車 1996.07.08 1802→1716 2003.07.07 アルナ 1999.08.05 2018.08.01
1117-1017-1917-1317-1217=1617-(1717)-1417-1517-1817 1986.09.13 東急 1996.09.05 1803→1717 2004.03.23 川重 2008.06.20 アルナ 2000.02.08 10A系ページに記載
1118-1018-1918-1318-1218=1618-(1718)-1418-1518-1818 1986.09.24 東急 1996.06.12 1302→1718 2003.11.26 川重 2008.03.04 アルナ 1999.11.30 10A系ページに記載
1119-1019-1919-1319-1219=1619-(1719)-1419-1519-1819 1987.03.18 近車 1996.08.12 1303→1719 VVVF化改造と同時 2009.10.08 近車 2000.02.08 10A系ページに記載
1120-1020-1920-1320-1220=1620-(1720)-1420-1520-1820 1987.03.18 近車 1996.05.30 1502→1720 VVVF化改造と同時 2009.05.14 アルナ 1999.11.30 10A系ページに記載
1121-1021-1921-1321-1221=1621-(1721)-1421-1521-1821 1987.03.18 川重 1996.07.31 1503→1721 VVVF化改造と同時 2010.10.20 アルナ 2000.01.19 10A系ページに記載
1122-1022-1922-1322-1222=1622-(1722)-1422-1522-1822 1987.07.06 川重 1996.06.05 1602→1722 VVVF化改造と同時 2010.03.25 アルナ 1999.12.08 10A系ページに記載
1123-1023-1923-1323-1223=1623-(1723)-1423-1523-1823 1988.06.24 近車 1996.08.06 1603→1723 VVVF化改造と同時 2007.03.09 アルナ 2000.10.31 10A系ページに記載
1124-1024-1924-1324-1224=1624-(1724)-1424-1524-1824 1988.07.09 近車 1995.12.26 1901→1724 VVVF化改造と同時 2011.04.18 近車 1999.09.19 10A系ページに記載
1125-1025-1925-1325-1225=1625-(1725)-1425-1525-1825 1989.06.05 アルナ 1996.06.14 1902→1725 VVVF化改造と同時 2007.10.15 近車 1999.08.24 10A系ページに記載
1126-1026-1926-1326-1226=1626-(1726)-1426-1526-1826 1989.06.23 アルナ 1996.08.14 1903→1726 VVVF化改造と同時 2008.12.01 アルナ 1999.07.12 10A系ページに記載