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2020.06.17更新
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ようこそ、Osaka Metroの世界へ

 Osaka Metroの世界を楽しむための簡単な基礎知識を身につけましょう。

地下の世界は魅力がいっぱい。Osaka Metroの魅力に心から夢中になっちゃってください。それでは行きましょう。

そもそも地下鉄とは

 「地下鉄」とは地下鉄道の略称で、主に都市高速鉄道として建設されているものであるが、日本に“地下鉄の定義”は明確には存在しない。

地下鉄事業者が加盟する日本地下鉄協会では、各都市の市営・民営地下鉄と北総鉄道・埼玉高速鉄道・東葉高速鉄道・東京臨海高速鉄道・横浜高速鉄道・広島高速交通の16事業者を地下鉄事業者としているが、国土交通省では札幌市・仙台市・埼玉高速鉄道・東京都・東京地下鉄・横浜市・名古屋市・京都市・大阪市高速電気軌道・神戸市・広島高速交通・福岡市の12事業者によって経営される鉄道路線を地下鉄と位置付けている。

Osaka Metroの基礎知識

1933年生まれ~日本初の公営地下鉄~、2018年に民営化

1933年生まれ・2018年に民営化

 大阪の地下鉄は1933(昭和8)年5月20日に御堂筋線:梅田(仮)~心斎橋間の3.1kmが開業、ここに大阪市営地下鉄が日本初の公営地下鉄として誕生。当時は大阪市電気局が運営した。大阪市電気局は1945(昭和20)年に大阪市交通局となる。なお日本初の“本格的”な地下鉄として開業したのは、1927(昭和2)年12月30日に開業した東京地下鉄道(現:東京メトロ)銀座線:浅草~上野間の2.2kmである。

 2017(平成29)年には民営化の準備会社として「大阪市高速電気軌道株式会社」が設立、高速電気軌道という名が残ることにファンからは歓喜の声があがった。そして2018(平成30)年3月31日に大阪市営地下鉄は84年の歴史に幕を閉じ、2018(平成30)年4月1日からは大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)に運営が引き継がれた。

路線の正式名称は〇号線、愛称は1969年から

路線名称

 各路線の正式名称は「高速電気軌道〇号線」となっており、数字は建設順ではなく計画時に付与されたものである。

一般的に路線名とされている御堂筋線などの愛称は、大阪万博開催を控えて1969(昭和44)年に路線カラーとともに制定されたものである。路線名に愛称を制定したのは日本では大阪市が先駆けとされる。なお、ニュートラムは「中量軌道南港ポートタウン線」が、大阪市営地下鉄は「大阪市高速鉄道」がそれぞれ正式名称である。

路線カラーの由来 明確に理由があるのは長堀鶴見緑地線と今里筋線だけ

路線カラー

 路線カラーは、1970(昭和45)年の大阪万博を控え乗客案内の向上を図るため、1969(昭和44)年10月頃に公開されたのが最初。しかし公式な理由があるのは長堀鶴見緑地線・今里筋線のみで、それ以外は公式な資料などは残っておらず、なぜこの色になったのかは謎のままとなっている。「大阪地下鉄」の著者・石本隆一氏が大阪市交通局に確認した内容が通説となっている。車両に表示が開始されたのは1975(昭和50)年になってから。

駅番号は2004年導入、堺筋線「K」・ニュートラム「P」、起点は「11」

駅番号

 2004(平成16)年7月1日に導入された駅番号(ナンバリング)。路線を示す英語一文字と駅を示す二桁数字で表示されている。基本的に路線名の頭文字を取っているが、千日前線の「S」と重複する堺筋線は「K」、長堀鶴見緑地線の「N」と重複する南港ポートタウン線は「P」となっている。駅を示す二桁数字は起点側を「11」とし、終点側に向かって数字が増えていく。起点側を「11」としているのは、起点側を延伸した際に対応するためである。中央線の起点コスモスクエアが「C10」となっているのは、駅番号が導入された2004(平成16)年当時はOTSテクノポート線の駅で、大阪市交通局の路線としての起点は大阪港であったため、大阪港が起点の「C11」となっている。これは南港ポートタウン線のコスモスクエアと中ふ頭も同じ理由である。

大阪の地下鉄といえば、第三軌条方式

集電方式

 第三軌条方式とは集電方式のひとつで、2本の走行用レールとは別に並行する第3のレールを敷設し、そこから集電する方式である。日本では地下鉄ならではの集電方式となっている。国内でも採用例は少なく、現存路線では15路線となっている。札幌市1路線(南北線)、東京メトロ2路線(銀座線・丸ノ内線)、横浜市2路線(ブルーラインの1号線・3号線)、名古屋市3路線(東山線・名城線・名港線)、そして大阪市高速電気軌道5路線(御堂筋線・谷町線・四つ橋線・中央線・千日前線)と相互直通する北急南北線・近鉄けいはんな線の15路線。

 残りの堺筋線・長堀鶴見緑地線・今里筋線は、一般的によく見られる架空電車線方式、新交通システムの南港ポートタウン線は側面接触式という方式を採用している。

起点は北・西

起点

 大阪の地下鉄は北・西がそれぞれ起点となる。縦に軸を持つ路線(御堂筋線・谷町線・四つ橋線・堺筋線・今里筋線・南港ポートタウン線)は北端の駅、横に軸を持つ路線(中央線・千日前線・長堀鶴見緑地線)は西端の駅が起点駅となっており、それぞれ北行き・西行きが上り列車・南行き・東行きが下り列車となっている。

各路線のグループ分け

起点

 各路線は車両検修体制によってグループ分けができる。2016(平成28)年1月までは、緑木検車場で御堂筋線・四つ橋線の車両、森之宮検車場で谷町線・中央線・千日前線の車両、東吹田検車場で堺筋線の車両、鶴見検車場で長堀鶴見緑地線・今里筋線の車両、南港検車場で南港ポートタウン線の車両の定期検査を実施していた。このことから結びつきが強い御堂筋線・四つ橋線を緑木グループ、谷町線・中央線・千日前線を森之宮グループ、堺筋線を東吹田グループ、長堀鶴見緑地線・今里筋線を鶴見グループ、南港ポートタウン線を南港グループとしてグループ分けをすることができる。

愛称は「Osaka Metro」

起点

 大阪市交通局が民営化して誕生した大阪市高速電気軌道株式会社。正式な愛称は「Osaka Metro」であることをお間違いなく。便宜上「大阪メトロ」と表記されることも見かけますが、正しくは「Osaka Metro」。カタカナ表記の「オオサカメトロ」も公式に認められている。